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車輌
07/07/2017

往時の輝きを取り戻した英国のフェラーリ

1960年のル・マンに参戦した250 GT Berlinetta(ショートホイールベース)、レストア終了

主に英国のレースで活躍した250 GT Berlinetta(SWB)がフル・レストレーションを終えてオーナーの元へ帰る準備を進めています。

 

この 250 GT Berlinettaは、1960年の初頭に英国の国内レースで多数優勝し、F1への参戦経験もある英国人ドライバー、グラハム・ホワイトヘッドが購入しました。そして世界で最も過酷なレースとして有名なル・マン24時間耐久レースでデビューを果たします。

 250 GT Berlinettaはレーシングカーのサラブレッド

1960年のル・マンのスタートラインには、このレースに向けて造られた7台のアルミボディの250 GT Berlinettaが並びました。ル・マンではホワイトヘッド同じ英国ジンドライバーで後にレース界の最前線にいながらも引退を余儀なくされた、ヘンリー・テイラーとペアを組みました。 この年ホワイトヘッドは、ツーリスト・トロフィーとパリ1000 kmで5位入賞を果たしたほか、現在はウアンボと名称が変わったノヴァ・リジュボアでのアンゴラGPで優勝しました。翌1961年、ホワイトヘッドはフェラーリで2度スネッタートンのレースに出場して共に2位でゴールし、ベルギーでのスポーツカーレース、 Grand Prix de Spaで3位という記録を残しました。

 車輌はフェラーリのクラシック部門でフル・レストレーションされました

1961年の終わりにホワイトヘッドは、この250GT SWB をジェフ・リチャードソンに譲りました。1962年にリチャードソンがスネッタートン・サーキットで3位入賞を果たしたのを最後に、車輌はレースから引退しました。そしてボディを赤と黒にリペイントし、コレクターに売却されました。1985年、新オーナーがパドヴァのミケロット・ アウトモビリにメンテナンスを委託したことで車輌は生まれ故郷のイタリアへ戻ってきました。1991年にニュルブルクリンクで開催されたオークションのハイライトのひとつとして出品され、120万ユーロを超えるプライスでオーナーチェンジしました。その後は数年にわたり、1995年にムジェッロ・サーキットで行われた「Tutte le Ferrari in Pista」(「トラック上の全フェラーリ」) や、「フェラーリ・ヒストリックチャレンジ」といった数々の Cavallino Rampante(跳ね馬)イベントで主役を務めました。

2010年、車輌は再び英国のエンスージアストに販売されました。その際、新しいオーナーは、ホワイトヘッドが初めてドライブした時の状態にレストアすることをフェラーリのクラシック部門に依頼しました。間もなくオーナーの元へ戻るこのフェラーリは、当時と同じスカリエッティ・メタリック・ライトブルーにペイントされたボディにカーナンバー15を掲げています。



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