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人物
03/22/2017

レジェンドの 812 Superfast

米大リーグ(MLB)のスター、マリアノ・リベラが自身の12気筒フェラーリをカスタマイズするためにマラネッロを訪れた
「0から100km/h まで?恐らく100km/hに到達する時間は、私の方が先かもしれませんが、私のスピードはすぐに落ちてしまいます。でもフェラーリのスピードはまだまだ伸びていくでしょう……」と、話すのは、世界最高のベースボール・プレイヤーにして野球界のレジェンドである、マリアノ・リベラ氏です。球速150km/h以上の高速「カットボール」で知られる背番号42のリベラ氏は、2013年のシーズンを最後に、メジャーリーグを引退しました。
 
パナマ出身で現在ニューヨークに居を構えるリベラ氏は今回、新型 812 Superfast をパーソナライズするためにマラネッロを訪れました。その際リベラ氏は、フェラーリのファクトリー・ツアーの機会も得ました。「ファクトリーの内部が、このようになっているとは想像もつきませんでした。もちろんフェラーリのファクトリーは、他と同じはずがないと想像はしていました。しかし、これほどハイテクとクラフトマンシップが見事に融合しているとは思いませんでした。

 マラネッロ訪問中にボールにサインするマリアノ・リベラ

生産ラインを見学した際は、働いているスタッフの方々にも会いましたが、誰もが情熱的で熱心に仕事に取り組む素晴らしいチームだと感じました。また今回の訪問で、 812 Superfast のような特別なクルマを創造することが出来るのは、このファクトリーを置いて他では実現できないという理由が良く分かりました」
 
リベラ氏は生まれ故郷、パナマで野球を始めました。その地で彼は、熱い希望と強い決意によって、自身のキャリアを通じてプレーすることとなるニューヨーク・ヤンキースのユースチームへの入団を実現させました。
 
「大切なのは情熱、決意、そして努力です。フェラーリにもこれに通じるものを感じています。エンツォは特に裕福な家庭に生まれ育ったわけではないでしょう。しかし、彼が努力の末に成し遂げたものを見てください……。大きなことを達成するためには前向きな、たゆまぬ努力と神の祝福が必要です。すべては、ひとつのビジョンから始まり、それが人々の心を動かし、やがて明確になります。

 NYヤンキースで投げるリベラ 写真:ゲッティ・イメージズ

それが目標となり、力強い理想となり、情熱になるのです。決意と努力は、ビジョンを確実に実現するために必要な武器と言えるでしょう。目標を達成するためには、一時も自分自身を見失ってはいけません。なぜなら、努力と犠牲を払うことなしには何事も達成できないからです。障害を乗り越えずに成し遂げられるものなんてないのです。

障害が問題なのではありません。大切なのは物事に取り組む際のアプローチの仕方です。夢の実現に取り組む姿勢です」

ファクトリー・ツアーの後、リベラ氏はフィオラーノへ招かれ、 488 Spider をドライブする機会を得ました:「信じられない経験でした!普段私は自分の Ferrari California でアグレッシブなスポーツドライビングを楽しんでいます。周りに迷惑をかけるわけにはいきませんから、あくまでも交通ルールの範囲内でね。今回初めてサーキットを走りました。

最初はインストラクターの隣のパッセンジャーシートに座りましたが、その後で私もステアリングを握らせてもらいました。本当に楽しめました。恐怖を感じずにコーナリングし、アクセル全開でストレートを駆け抜けた時は、久々にアドレナリンが吹き出し、まるでグランドに復帰したような感覚になりました」

球界のスターは、F1 クリエンティの車輌と1000馬力を超える究極のサーキット専用車輌、FXX Kを間近で眺めた後、アトリエ部門に移り、自身の 812 Superfast をパーソナライズしました。「最高の時間でした。アトリエ部門の方々は、オーナーのこだわりを最高級の素材、珍しいカラー、さらには特別なトリミングなどで、自分だけの、本当に欲しい車輌に仕立てるサポートをしてくれます。それは、夢が実現する瞬間を目にするという感覚でした」

フェラーリにたいする情熱を語るリベラ

リベラ氏は、パーソナライズした新型フェラーリで最初にどこへ行くか、それはまだ決めていません。「ステアリングを握って、最初にどこへ行くかは分かりません。ニューヨークの周辺にはドライブが楽しめる場所が多くありますが、私のイメージはこうです。
 
ドアを開けて、妻をパッセンジャーシートに乗せて走り出します。子供達は家において、目的地など決めずにドライブします。しばらくの間、何も考えずに、私と彼女は 812 Superfast が奏でるエンジン・サウンドに包まれる心地よさを楽しみます。そんな素晴らしいドライブの実現まで、待ちきれませんね……」


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